2007年01月16日
ゴハチに乗って…3
ちょっと間が飛びましたが、【ゴハチに乗って…】の続きです。
熊本から2時間17分の【あそ1962】の旅。時間にするとちょっと長いようだが、何だかあっという間に終点・宮地まで来てしまった。
次の列車までは、30分ほどの待ち合わせ。ホームで待っていると、やがて別府行きの【九州横断特急】が入線してきた。この列車、朝10時過ぎに我が街を出てきたんだよなぁ〜。
それにしても・・・山間のこの駅で、久しく見ることがなかった気動車4編成の並び。ディーゼルエンジンの音も賑やかに、昔々鉄道が繁栄を誇った時代を思い起させるシーンでした。
そして間もなく、これから乗り込むディーゼルカーが入線してきた。
【YELLOW ONE MAN DIESEL CAR】
キハ125型気動車。なんか・・・ちょっと・・・という感じもしますが...(^^;
こういう車両が来ると、いよいよ超々閑散路線に来たか!と感じるのは私だけでしょうか?
列車は単行。車内は小振りのボックスとロングシートの組み合せ。県境越えの路線だからガラガラだろうと思っていたら、意外と乗客が多くボックスシートはほとんど埋ってしまった。
私はしっかり窓際の席を確保しました。しかし・・・・・
列車はモヤのかかる中を出発・・・したわけじゃなく、窓がものすごく汚れている・・・というか、もう少しで磨りガラス状態!!とても外の景色を楽しめる状態ではありません。さっきまでの【あそ1962】がピカピカの窓だっただけに、余計に汚れが目立ちます。
・・・よって、窓越しの写真はほとんどありません...(+_+)
宮地を出た列車は、登り勾配を意外なほど軽快な走りで登って行く。途中、森の中を走りトンネルを抜け・・・そして峠を越えてこの駅へ到着。
九州で最も高いところにある【波野駅】。
ここでも列車行き違いのためしばらくの停車です。
それで・・・この行き違いシーンをカメラに収めようと構えていたんですが、【鉄心】を知らないのか?それとも「まったくウザイ奴らだ!」と思ってるのか?
運転士の、この暴挙!!
何のつもりか知らないが?対向列車の通過直前にススーッと運転席から出てきて、カメラを構える我々の前に立ちはだかり視界を遮ってくれた!手を振るポーズがわざとらしい。
【絵になるつもりだったのか?!】
いや、あまり・・・絵にはならんと思うが・・・
それならば後追いシーンを・・・と、列車の後部に行ってみると・・・
これまた車内からぬる〜っと出てきた「撮り鉄」なオヤジ...(>_<)
まあ、別にいいんだけど・・・・・
しかしこの路線、山間の寂しいところを走っているからというのもあるんですが、どことなく侘しい感じがします。
列車は下り勾配になった鉄路を、ガタンゴトンと軽快なリズムを刻みながら走って行く。
途中、乗降客の居ないいくつかの駅に止まり、ようやく街並みが見えはじめてきて・・・
この列車の終点【豊後竹田駅】に到着。このホームの雰囲気はなかなか・・・
駅構内の側線と長いホーム、屋根の柱の造りなんかも・・・古き良き時代って感じです。
それと、侘しさの原因はやはりこれだったのかも・・・
【日本人の心】ですよ。【荒城の月】ですよ。
いやぁ〜、どうしてもあの物悲しいメロディーを思い出してしまいますね。【豊後竹田行き】と聞いた時から、あのメロディーが頭の中渦巻いてましたから(笑)
そんなイメージとは全然関係なく、駅前で見つけた気になるお店。
「カレー屋さんのカレーパン・100円」
おぉ、ちょうど腹も減ってきたし・・・と思ってたら・・・
何で1月10日からの営業なのだ?休み長過ぎ!(この日は1月3日)
またここへ来てみたくなったじゃないか!!(笑)
それにしてもこの駅の佇まいといい、街の雰囲気といい、、、
駅の裏には、こんなものもあったりして・・・・・
崖をくり貫いて造られたお堂とか・・・
滝のような・・・崖上から流れ落ちる清水とか・・・
そして駅の前には川が流れていて、建物も和風テイストのところが多い。なかなか雰囲気良いところですね〜ここは。いつかゆっくり訪れて、この街の雰囲気に浸るのも良いでしょう。
やがて列車の時刻も迫り、さっき乗ってきた列車で宮地へ戻ります。
来た時とは逆に、列車はエンジン音も重々しく、長い登り坂が続く鉄路をゆっくりと登って行きます。ちなみに例の【一人で談笑】のオッサンも、私と全く同じ行程でした(苦笑)
宮地からは再び【あそ1962】に乗り込み、熊本へ向かいます。
車内モニターでは、再び懐かしい映像が流されています。
いやぁ〜、これは...【急行火の山】ですね。確か三角線にも入線してました。ロクゴ2両にゴハチ1両の強力編成です。鉄的にはこんな映像をもっとたくさん流して欲しいところです。
ところで、帰途向かいの席に座った人も「鉄」な方で、方々旅してここまでやって来たそうだ。「架け替えられる前に・・・」と、山陰本線の餘部鉄橋にも行ってきたとのこと。
羨ましい。私の鉄の旅は・・・なんだか近場ばっかりだな...(^^;
さて、帰りの列車はずっと下り勾配なので、軽やかにレールの音を響かせ・・・往年の急行列車を思わせる走りを見せてくれました。
車内放送のチャイム【アルプスの牧場】も・・・途中で途切れてしまうところがまた何とも・・・あの頃そのままで味わいがあります(笑)
そんなこんなで、17:21熊本到着。
寝過ごしに始まった新年最初の鉄の旅は・・・成り行きでキハ58に乗ってしまいましたが、それなりに楽しめました。1962年生まれの車両ですが、コンディションを維持してずーっと長く走りつづけてもらいたいものです。
機会があれば、また乗りに来よう。
熊本から2時間17分の【あそ1962】の旅。時間にするとちょっと長いようだが、何だかあっという間に終点・宮地まで来てしまった。
次の列車までは、30分ほどの待ち合わせ。ホームで待っていると、やがて別府行きの【九州横断特急】が入線してきた。この列車、朝10時過ぎに我が街を出てきたんだよなぁ〜。
それにしても・・・山間のこの駅で、久しく見ることがなかった気動車4編成の並び。ディーゼルエンジンの音も賑やかに、昔々鉄道が繁栄を誇った時代を思い起させるシーンでした。
そして間もなく、これから乗り込むディーゼルカーが入線してきた。
【YELLOW ONE MAN DIESEL CAR】
キハ125型気動車。なんか・・・ちょっと・・・という感じもしますが...(^^;
こういう車両が来ると、いよいよ超々閑散路線に来たか!と感じるのは私だけでしょうか?
列車は単行。車内は小振りのボックスとロングシートの組み合せ。県境越えの路線だからガラガラだろうと思っていたら、意外と乗客が多くボックスシートはほとんど埋ってしまった。
私はしっかり窓際の席を確保しました。しかし・・・・・
列車はモヤのかかる中を出発・・・したわけじゃなく、窓がものすごく汚れている・・・というか、もう少しで磨りガラス状態!!とても外の景色を楽しめる状態ではありません。さっきまでの【あそ1962】がピカピカの窓だっただけに、余計に汚れが目立ちます。
・・・よって、窓越しの写真はほとんどありません...(+_+)
宮地を出た列車は、登り勾配を意外なほど軽快な走りで登って行く。途中、森の中を走りトンネルを抜け・・・そして峠を越えてこの駅へ到着。
九州で最も高いところにある【波野駅】。
ここでも列車行き違いのためしばらくの停車です。
それで・・・この行き違いシーンをカメラに収めようと構えていたんですが、【鉄心】を知らないのか?それとも「まったくウザイ奴らだ!」と思ってるのか?
運転士の、この暴挙!!
何のつもりか知らないが?対向列車の通過直前にススーッと運転席から出てきて、カメラを構える我々の前に立ちはだかり視界を遮ってくれた!手を振るポーズがわざとらしい。
【絵になるつもりだったのか?!】
いや、あまり・・・絵にはならんと思うが・・・
それならば後追いシーンを・・・と、列車の後部に行ってみると・・・
これまた車内からぬる〜っと出てきた「撮り鉄」なオヤジ...(>_<)
まあ、別にいいんだけど・・・・・
しかしこの路線、山間の寂しいところを走っているからというのもあるんですが、どことなく侘しい感じがします。
列車は下り勾配になった鉄路を、ガタンゴトンと軽快なリズムを刻みながら走って行く。
途中、乗降客の居ないいくつかの駅に止まり、ようやく街並みが見えはじめてきて・・・
この列車の終点【豊後竹田駅】に到着。このホームの雰囲気はなかなか・・・
駅構内の側線と長いホーム、屋根の柱の造りなんかも・・・古き良き時代って感じです。
それと、侘しさの原因はやはりこれだったのかも・・・
【日本人の心】ですよ。【荒城の月】ですよ。
いやぁ〜、どうしてもあの物悲しいメロディーを思い出してしまいますね。【豊後竹田行き】と聞いた時から、あのメロディーが頭の中渦巻いてましたから(笑)
そんなイメージとは全然関係なく、駅前で見つけた気になるお店。
「カレー屋さんのカレーパン・100円」
おぉ、ちょうど腹も減ってきたし・・・と思ってたら・・・
何で1月10日からの営業なのだ?休み長過ぎ!(この日は1月3日)
またここへ来てみたくなったじゃないか!!(笑)
それにしてもこの駅の佇まいといい、街の雰囲気といい、、、
駅の裏には、こんなものもあったりして・・・・・
崖をくり貫いて造られたお堂とか・・・
滝のような・・・崖上から流れ落ちる清水とか・・・
そして駅の前には川が流れていて、建物も和風テイストのところが多い。なかなか雰囲気良いところですね〜ここは。いつかゆっくり訪れて、この街の雰囲気に浸るのも良いでしょう。
やがて列車の時刻も迫り、さっき乗ってきた列車で宮地へ戻ります。
来た時とは逆に、列車はエンジン音も重々しく、長い登り坂が続く鉄路をゆっくりと登って行きます。ちなみに例の【一人で談笑】のオッサンも、私と全く同じ行程でした(苦笑)
宮地からは再び【あそ1962】に乗り込み、熊本へ向かいます。
車内モニターでは、再び懐かしい映像が流されています。
いやぁ〜、これは...【急行火の山】ですね。確か三角線にも入線してました。ロクゴ2両にゴハチ1両の強力編成です。鉄的にはこんな映像をもっとたくさん流して欲しいところです。
ところで、帰途向かいの席に座った人も「鉄」な方で、方々旅してここまでやって来たそうだ。「架け替えられる前に・・・」と、山陰本線の餘部鉄橋にも行ってきたとのこと。
羨ましい。私の鉄の旅は・・・なんだか近場ばっかりだな...(^^;
さて、帰りの列車はずっと下り勾配なので、軽やかにレールの音を響かせ・・・往年の急行列車を思わせる走りを見せてくれました。
車内放送のチャイム【アルプスの牧場】も・・・途中で途切れてしまうところがまた何とも・・・あの頃そのままで味わいがあります(笑)
そんなこんなで、17:21熊本到着。
寝過ごしに始まった新年最初の鉄の旅は・・・成り行きでキハ58に乗ってしまいましたが、それなりに楽しめました。1962年生まれの車両ですが、コンディションを維持してずーっと長く走りつづけてもらいたいものです。
機会があれば、また乗りに来よう。