特吟六調子山うにとうふと球磨の泉

2005年10月18日

海潟漁港の釣り

この前の日曜日(10/16)、久々に大隅方面へ行ってきました。

sakurajima



















南九州もようやく秋の高気圧に覆われ、大変爽やかな一日でした。
この日は垂水の温泉水を買いに行ったついでに釣り。画像は垂水の海潟漁港からの桜島です。

大隅半島へのドライブは、先月台風が襲来して以来久しぶりのこと。
特に垂水の牛根地区周辺は、国道沿いから見ただけでも至る所に被害のツメ跡が残っていました。
コンクリートの塀や壁面には泥流の跡がハッキリと残っており、ガードレールは所々で破壊されていた。畑や果樹園には土砂が堆積したままで、公園の広場は流れ込んだ泥が乾いてひび割れた状態。すべてが元通りになるには、まだ相当な月日がかかりそうでした。



そんな深刻な状況下、こんなことしてて申し訳ないが・・・

温泉水を買ったあと、垂水新港で釣りをしてみました。
結果は、ミズイカの子供1匹。とりあえず写真撮ってリリースしようとカメラをとり出していたら、針が外れて海にボチャン!!ナチュラルリリースしてしまいました。

今日は本当は桜島で釣りをしたかったのだが、寝坊して出掛けるのが遅くなったのと、夜は飲み方があったので時間がなく、最後・帰る途中に海潟漁港で竿を出すことにしました。


ika堤防の下にはたくさんの子イカの群れ。釣るには小さ過ぎますが、付近にはイカスミの跡も残されており良型も上がっているようでした。











とりあえずカワハギを狙ってみましたが、堤防際の水深が浅いせいか餌取りの小魚が多くなかなか釣れない。いや、仕掛けを投入したらすぐに魚が来るのだが、コツコツ・ククッというアタリはカワハギではなく、外道の小魚のようだ。しばらく粘ってなんとかカワハギ1匹ゲットしたものの、ここは場所が悪過ぎたようだ。仕掛けを投入したらすぐにスズメダイなどの小魚が群がってくる。

残り時間も少なくなってきた。カワハギ狙いをあきらめ、最後にルアーを投げてみることにした。
ここで釣るのは餌釣り・ルアーとも初めてだが、堤防際から沖に行くと海底が急に落ち込み、かなり水深があるようだ。18gのメタルジグを遠投して海底まで沈めるのだが、着底するまで1分以上もかかる。

ルアーが着底したら、小刻みにロッドをしゃくりながらリールを巻いてくる。
すると・・・グイ〜ンとロッドが曲がった。途中で根がかりでもしたのか???
でもリールは何とか巻けるようだ。魚かも???それにしても重い。

この時点では糸がかなり長く出ていたので、伸びやすいナイロンラインではただ重いだけで魚がかかっているかどうか分からなかった。もしかすると大きなゴミかも知れない。。。

・・・が、手前まで寄せてくるとラインがスーッと横に走った。「おっ!やっぱり魚だ。(^^)」
ワクワクしながらリールをグリグリ巻いていくと、魚が抵抗する様子がラインを通して伝わってきた。かなり重さを感じるが、ヒラメやタチウオではないし、カンパチなどの青物でもないようだ。重々しく横に走るこの魚はいったい・・・やがて銀色に光る魚体が見えてきた。


itohikiaji
















釣れたのは、高い体高と糸を引くように長い背ビレ・尻ビレが特徴的な「イトヒキアジ」。初物でした。意外なことに体長は30センチ程しかありませんでしたが、体高が20センチ近くあり身も厚い。ライトタックルで釣るには、なかなか面白い相手でした。近縁種のギンガメアジやロウニンアジの子供バージョンはよく釣れますが、これは初めて。

さらに釣り続けていると、またアタリが。
今度も何やら重々しい引き。でも、さっきとは少し違うような・・・。


datsu釣れたのはコイツでした。50センチほどのダツ。先程から水面を跳ねて泳ぎまわっていたヤツです。背中に引っ掛かって(擦れ掛かり)いたので、やたら重かったんですね。
サンマやサヨリに似ていますが・・・ちょっと苦手なお魚なので、海にお帰りいただきました...(^^;







結局予定をオーバーして午後4時頃納竿。帰途につきました。

持ち帰ったイトヒキアジは刺し身・煮付けにして食べましたが、鯵をやや淡泊にしたような感じでまあまあいけました。もう少し大型なら脂が乗ってさらに美味いかも。
釣り味は引きが強くなかなかのものですが、食味の点でも及第点でしょう。
またこんなのを釣ってみたいもんです。

nobu1964jp at 12:58│Comments(0)TrackBack(0) 釣り 

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